今号では人手不足攻略の補助金の最新情報について紹介したい。直近であれば、観光庁より「観光地・観光産業における人手不足対策事業」の公募がスタートした。以下概要である。(1)内容について‥宿泊施設において、人手不足の解消につながるようなシステム導入や設備投資(2)補助額について‥補助率は2分の1で、上限額は1施設あたり500万。(3)受け付け期間(1次)について‥令和6年3月29日~令和6年5月31日―となっている。
具体的な対象となるものは、募集要項にも記載があるが、スマートチェックイン機、チャットボット、PMS、レストランなどの配膳ロボット、清掃ロボットなどである。そのほかにも人手不足の解消につながると思われる設備や備品購入なども対象となるとされていることから、該当しそうなものを考えて期間が短いので、すぐにでも実行に移してほしいと思う。これまでに述べてきたとおり、採用マーケティングも大事であるが、同時に人口減少が続く日本においては、テクノロジーを駆使して極力、省人化を試みるというのも大事な対策である。なお、細かな募集要件は要項をご覧いただきたいが、昨年にも本コラムで紹介した「経営ガイドラインに基づく登録制度への登録」は条件に含まれているので、こちらに関してはやはり登録をしておかれることが望ましい。
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