鶴雅ホールディングス(北海道釧路市、大西雅之社長)の運営会社、鶴雅リゾート(金子力社長)は2023年3月20日、「あかん湖 鶴雅ウイングス」(北海道釧路市)に、「ふたり旅」や「小人数」といった個人型旅行ニーズを背景に、阿寒湖の大自然に身を委ねながら滞在を愉しむ客室空間の提供をコンセプトととした、2つの異なるデザインの和洋室タイプを新設したと発表した。
■個性ある2つの新客室 誕生の背景
観光業界にとって大きな影響をもたらしたコロナ禍において、より「個人型旅行」のニーズの重要性に着目し、旅行とライフスタイルを同時に充実させられる、新たな旅のスタイルで愉しむ客室づくりを想定したプロジェクトが発足。2021年12月、阿寒湖の大自然を存分に満喫できるワーケーションの環境を備えた「滞在型アクティビティリゾート」をデザインコンセプトにした「湖側デラックス和洋室」。2022年12月には、「自然と共生するアイヌの暮らし」をテーマにした「湖側ユーカラ和洋室」を新設し、アドベンチャー・ツーリズムを背景とした価値ある新たな空間が完成いたしました。
■自然と共生するアイヌの暮らしをテーマとした「湖側ユーカラ和洋室」の特徴
「阿寒湖アイヌコタンの自然と生きる」をテーマにした阿寒湖の大パノラマを臨む客室が2022年12月に新設。
中央の格子は阿寒の木々が立ち並ぶ姿を、あえて木の自然な風合いを残した床や家具は阿寒の自然の大胆さを表現。北海道の代表木材のひとつであるナラを床や家具の仕上げとして使用しております。木材は節や色むらなど自然の風合いをあえて残し、またベッドルームの床材や壁の表面にある凹凸は、人の手作業によって造られた温かみのある空間を感じ取ることができます。
草や樹皮を織り込んでつくられるアイヌ伝統の織物を彷彿とさせる壁やクロスにには、特殊な紙でできた自然素材で構成されており、自然な色合いに仕上げられています。
天井はあえてダークな色合いを用い、囲炉裏の煙で燻された少し薄暗いチセの高天井を彷彿とさせています。
※チセ…アイヌの伝統的な住居建築
リビングにはチタラベと言われるアイヌの人々が儀式のときなどに使用する花御座をイメージした赤と黒の独特な幾何学模様が空間にフィットし、アイヌの自然への祈りを象徴するかのような意匠空間で落ち着きのあるご滞在を提供します。
■「滞在型アクティビティリゾート」をデザインコンセプトにした「湖側デラックス和洋室」の特徴
自然を満喫するための滞在型「アクティビティリゾート」をコンセプトに、これまでの和ツインタイプだった2室を1室に改修し、72平米のゆとりあるベーシックながらもモダンで落ち着きのある客室にリニューアルいたしました。
空間には阿寒湖や雄阿寒岳の雄大な自然の眺望を独り占めできる大きな窓とロングカウンターを配し、スローな滞在時間を過ごしたり、景色を愛でながらリラックスした気分の中でワーケションに取り組むことも可能な環境となっております。
クイーンサイズベッド2台の贅沢な間取りでありながら、リビングは真ん中の格子で仕切られ、インテリアデザインとしてウォールナットやタモ材を使用し、間接照明やオリジナル照明などでベーシックでありながらもモダンで落ち着きのあるデザイン空間で、上質な滞在をお愉しみいただける客室となりました。
■客室仕様(共通)
室数:湖側ユーカラ和洋室×9室、湖側デラックス和洋室×3室 全12室
面積:72平米
収容人数:1名~4名(ベッド2台+布団2枚)
ベッドサイズ:幅1,600mm × 奥行2,100mm
ベッドマット:鶴雅オリジナル高反発ウレタンマット(マットの厚さ200mm)
浴室:単独バスルーム
トイレ:単独
客室備品:JBLスピーカー付デジタル時計(Bluetooth)、DysonSupersonicIonicヘアドライヤー、ダイキン加湿ストリーマ空気清浄機、BALUMUDA電気ケトル、JACOB JENSEN客室電話機 等
■ホテル情報
ホテル名:あかん湖 鶴雅ウイングス
所在地:北海道釧路市阿寒町阿寒湖温泉4-6-10
TEL:0154-67-4000 FAX:0154-67-2754
1泊2食 2名1室お一人様 31,900円~ (消費税込・入湯税別)
お食事:夕朝食 北海道ビュッフェ「HAPO」