あわら市と、隣接する三国町の観光協会が連携し、越前あわら・三国温泉泊覧会(あわらオンパク)が始まる。旅館女将とあわら芸妓によるおもてなしイベントなど26のプログラムで観光客を迎える。「息の長いイベントにし、オンパクに行くことが旅の目的となるまでにしたい」と意気込む。
9日、あわら市観光協会の西文雄事務局長=写真右=と市観光商工課の島田俊哉課長補佐=同左=が東京・池之端の観光経済新聞社を訪れ、概要を説明した
オンパクはあわら・三国地区にある歴史や文化、食、自然、温泉という資源を生かした多彩な体験プログラムを集め、11月13日まで開催する。県内で生産されるミディトマト、越のルビーをかぶった豚「るびぃ豚」というイメージキャラクターも作った。
目玉の1つが15人の旅館女将と芦原芸妓によるおもてなしイベント。普段立ち入ることができない芦原温泉芸妓組合の練習場「検番」で、芸妓の踊りやお座敷遊びを体験できる。期間中毎日開催され、料金は大人800円、子供400円。定員20人。
このほか、先端企業を訪問する「大人の社会科見学」や旅館の露天風呂を貸し切って行う「芦原温泉の入り方教室」、ミニチュアの森を作る「北潟の森 MY森づくり」などがある。