東京・銀座のぐんま総合情報センター(ぐんまちゃん家)が25日、2階レストランを含めてグランドオープンした。これに先立つ19日、マスコミ関係者を招き試食会を行った。群馬県産食材をふんだんに使った料理を提供し、味の面で群馬の魅力をアピールする。
レストランの名称は「銀座つる」で、上毛かるたの「鶴舞う形の群馬県」から命名。上州和牛の炭火焼きやすき焼き、しゃぶしゃぶを中心に提供し、専属ソムリエが料理に合わせたワインや地酒などを勧める。
料理長は県川場村出身で、「東京吉兆」や在外日本公館に務めた経験がある保坂孝則氏。メニューの監修は「京都吉兆」の総料理長、徳岡邦夫氏が担当した。
店内は個室2部屋とテーブル席などがあり、30人ほどのパーティーにも対応できる。料金はランチが2千円、ディナーは6千円から。
試食会はぐんまちゃん家の運営を受託した田園プラザ川場(永井彰一社長)が主催。上州和牛ヒレ昆布締めの炭火焼きや和牛テールスープを使った低温しゃぶしゃぶなどが出され、出席者は舌鼓を打っていた。
永井社長は「群馬には海がないので、魚介類はほぼ使わない。県産食材、地産地消のモデルになるような料理店を目指す」と抱負を述べた。
25日には大沢正明知事や永井社長、京都吉兆の徳岡総料理長らが出席し、テープカット。先着100人にオリジナルタオルをプレゼントするほか、商品購入者を対象に宿泊券などが当たる抽選会も行った。
物産販売を行う1階部分は6月12日に先行オープンしている。
試食会で料理の説明をする保坂料理長