せとうちDMOは24日、瀬戸田ホテルへの観光ファンドによる支援決定を発表した。
せとうちDMO(※1)を構成する株式会社瀬戸内ブランドコーポレーション(広島県広島市 代表取締役 藤田 明久)は、広島県尾道市生口島の瀬戸田にある豪商屋敷「旧堀内邸」を活用し、国内外の観光客向けの宿泊施設・温浴施設を開発する合同会社瀬戸田ホールディングスに対する支援を決定いたしました。株式会社せとうち観光パートナーズが管理運営する「せとうち観光活性化ファンド(※2)」を通じた出資となります。
本件については、尾道市が実施した同市が保有する「旧堀内邸」の観光拠点としての活用にかかる公募に対して、株式会社瀬戸内ブランドコーポレーションと株式会社ナル・デベロップメンツ(京都府京都市)が協働してホテル開発の提案を行い、事業者として選定されております。
せとうちDMOでは、「瀬戸内しまなみ海道」を広域観光周遊ルート「せとうち・海の道」における重要なエリアの一つとして位置付け、これまで当該エリアにおいて観光促進による様々な地域振興に取り組んでまいりました。
今回の事業エリアである瀬戸田は、世界有数のサイクリングロード「瀬戸内しまなみ海道」のほぼ中間地点に位置し、サイクリストを中心に国内外から観光客が増加しています。本施設の開発により、瀬戸田を訪れる観光客の滞在時間を延ばし、消費拡大が期待されることから投資決定をいたしました。
今後、せとうちDMO は、瀬戸田ホテル(仮称)の開業が周辺施設や地域経済への波及効果など瀬戸内の観光活性化につながることを目指し、各種プロモーションや地域周辺事業者との連携を支援してまいります。
【ホテル概要】
■名所 :瀬戸田ホテル(仮称)
■事業者:合同会社瀬戸田ホールディングス
■所在地:広島県尾道市瀬戸田町瀬戸田字御幸町269他
※1 せとうちDMO
官民が参画する一般社団法人せとうち観光推進機構と金融機関・域内外の民間企業が参画する株式会社瀬戸内ブランドコーポレーションで構成。DMOはDestination Marketing/Management Organizationの略。観光需要の創出と商品やサービスの供給体制の強化を行いながら、多様な関係者とともに持続可能な観光地域づくりを推進している。
※2 せとうち観光活性化ファンド
瀬戸内地域7県(兵庫県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県)の地方銀行および株式会社日本政策投資銀行と株式会社海外需要開発支援機構の出資により組成。瀬戸内ブランドコーポレーションは、せとうち観光活性化ファンドを活用した資金調達や事業者支援の決定・実行を行い、せとうち観光パートナーズは、せとうち観光活性化ファンドの管理運用を行う。