たちばな四季亭(石川県山代温泉)はこのほど、館内をリニューアルした。「石川の伝統を感じられる」客室を新設したほか、大浴場を改装した。
新客室「萌木色」は二つのタイプからなる。いずれも伝統工芸品や加賀友禅で使われる色彩「加賀五彩」の一つ「草色」を反映させた。
「ひのき展望露天風呂付客室 萌木色」=写真=はひのきの露天風呂を設置。「コンセプト和室 萌木色」は山代の景観を眺めながら飲み物を楽しめるダイニングテーブル兼バーカウンターを設えた。
大浴場は壁面に麻の葉をモチーフにしたデザインタイルを施し、明るく開放的な空間へと仕上げた。
「萌木色は扉に輪島塗り、引き戸に九谷焼きを配し、石川を感じられる落ち着いた客室に仕上がった。デザイン賞を受賞した大浴場も好評を頂戴している」と同館社長の和田守弘さん。TEL0761(77)0001。