
はとバス ハイブリッドバス
株式会社はとバスは17日、東京都西多摩郡檜原村とタイアップし、エコツーリズムを取り入れた「檜原村サステナブルツアー」を5月10日から期間限定で運行すると発表した。環境に配慮したハイブリッドバスを使用し、売上金の一部を地域の環境保全活動に寄付する取り組み。自然体験と地域活性化を両立させた新たな観光スタイルを提案する。
森林セラピーと地産地消を組み合わせた内容
ツアーは5月10日を皮切りに、6月8日、14日、28日の計4日間実施される。東京駅丸の内南口を朝8時20分に出発し、檜原都民の森での森林セラピーロードウォーキング、地元食材を使った昼食、名湯「数馬の湯」での入浴などを組み込んだ約10時間の行程だ。
森林セラピーロードは片道約1.5キロメートルを徒歩で移動。檜原村のエコツアーガイドが案内し、秩父多摩甲斐国立公園に指定された豊かな自然の魅力を伝える。昼食は観光旅館「三頭山荘」で、檜原村で採れた山菜料理を提供。地元食材の活用で農業など地域の生産者保護や活性化にもつなげる狙いだ。
はとバスのハイブリッドバス
サステナビリティ理念に基づく新展開
同社はサステナビリティ理念に基づき、SDGsの取り組みを推進している。今回のツアーでは、燃費性能が高く排出ガスの削減を実現した大型観光ハイブリッドバスを使用。環境負荷の低減を図る。
檜原村は都心から約2時間の距離にありながら豊かな自然環境を有し、エコツーリズム推進法によるエコツーリズム推進全体構想認定地域に選ばれている。吉本昂二村長は「檜原村の大自然を活かしたツアーをはとバスとタイアップして企画した。ぜひお越しください」とコメントしている。
檜原村の三頭大滝
料金は大人1人1万1500円、子ども(6歳以上12歳未満)1万1000円。参加者には「ひのじゃがくんピンバッジ」と「檜原村の水」をプレゼントする。予約ははとバス公式サイトで受け付けている。