はとバスはこのほど、2022年度(22年7月1日~23年6月30日)の東京観光の利用者数(日本語コース、速報値)は43万7135人だったと発表した。「新型コロナの影響がない18年度(77万977人)比では約57%の回復だが、21年度(13万2007人)比では約3倍の利用者数」としている。「もっとTokyo」や全国旅行支援といった観光促進事業の実施が利用者増加につながった。
月別にみると、今年5月はゴールデンウイークの観光需要が高く、5万366人と最も利用者が多かった。次いで、3月の5万7920人、11月の5万212人。3月は例年よりも早く開花宣言と見ごろを迎えたことから、桜を観賞するコースを中心に増加した。
23年度については、感染症法上の位置付けが「5類」に移行したことを受けて旅行しやすい環境になったことから「需要はさらに高まる」と期待する。
インバウンドについては、6月末から約3年3カ月ぶりに英語で案内する都内観光3コースの運行を再開。今後、多言語自動ガイドシステム対応のコースを追加する予定だ。
なお、8月には創立75周年を迎える。