今年4〜6月に展開した「ふくしまアフターデスティネーションキャンペーン(アフターDC)」の閉幕セレモニーが6月30日、福島市内で開かれた。2014年春のプレDC、15年春のDC本番と合わせて3カ年にわたる誘客事業が終了。関係者は引き続き観光振興を通じた福島県の復興を誓った。
福島県の約3千の観光素材を発信したイベントを映像で振り返ったほか、各地域の代表者がDCの取り組みや成果を報告した。
閉幕セレモニーには、福島県観光復興キャンペーン委員会の会長を務める内堀雅雄・福島県知事、JR東日本仙台支社の松木茂支社長、JR東日本水戸支社の興石逸樹支社長をはじめ福島県内の市町村、観光団体の関係者ら約230人が出席した。
会長の内堀知事は「DCは閉幕するが、新たなスタートとなる。3年間にわたりご支援をいただいたおもてなし隊をはじめ関係者、福島を訪れた国内外からの大勢の観光客の皆さんに感謝を申し上げたい」とあいさつした。
JR東日本からは、松木支社長が「2011年から東北6県でDCを順次開催してきたが、それにふさわしい結実を得た。新しい福島県観光の飛躍のスタートとなることを期待する」。興石支社長は「常磐線は東京、品川から乗り換えなしでいわきまでを結ぶ上野東京ラインが開通、2019年末には仙台まで全線がつながる。皆さんと連携し地域を盛り上げていく」と述べた。