環境省は15日、今年度の「みどり香るまちづくり」企画コンテストで、環境大臣賞に北海道稚内市恵北の「『香りとさえずりの杜』コミュニティガーデンづくり」を選んだと発表した。表彰式は21日、東京の八重洲富士屋ホテルで行われた。
同コンテストは、香り豊かな樹木や草花を用いた地域のまちづくりを支援するもの。
ガーデンづくりは、稚内市歴史・まち研究会などが企画した。55年間放置され、地域の負の遺産となっていた旧海軍通信所(約6万4千平方メートル)に市の花・ハマナスなどを植え、シジュウカラやカッコウなどの野鳥も集まる市民の憩いの場として再生する計画が評価された。副賞として苗木約850本が無償提供される。
このほか、におい・かおり環境協会賞に東京農大企画の「四季を織りなす新たなかおり手法で緑地を再生」、日本アロマ環境協会賞に清里ハイランドパークが企画した「北野活性化プロジェクト・かおりでつなぐ観光名所」などが選ばれた。