アビリティコンサルタント・プライムコンセプトはこのほど、九州観光の復興を目的に、九州各県の旅館ホテルや行政などの復興関連情報をまとめた情報集約サイト「九州観光復興支援ナビ」(http://www.ab-net.co.jp/bbs/index.php)を開設した。
同ページでは情報を毎日更新。九州各県の宿泊施設の営業情報や旅館組合の告知、行政のライフライン復旧状況など、行政や宿泊施設、各団体、報道機関がそれぞれのサイトで発表している情報を、同ページを通じて確認できるようにする「ポータルサイト」の役目を担っている。具体的な情報は、同ページから各社・団体のサイトに移動して確認できる。
同時にフェイスブックも開設し、プライムコンセプトが運営している「旅館求人コム」を通じて、被災した宿泊施設従業員の一時受け入れを表明した全国各地の宿泊施設の情報を掲載している。
プライムコンセプトの林田裕也コンサルティング事業部取締役(アビリティコンサルタント事業創造部部長、インバウンド事業兼観光サポート推進室室長)は、東日本大震災で「東北全体が被災」といった誤った情報が広がる中で、正しい情報発信の必要性を痛感したという。今回の情報集約サイトは、当時の経験を基に作り上げ、4月25日から公開している。
「熊本地震でも、黒川温泉などは被害がないにもかかわらず『熊本全体が危ない』などという風評被害が広がっている。観光業界向けに正しい情報を発信するとともに、被災した旅館ホテル従業員の生活再建の一助になるような情報を提供していきたい」と話している。
アビリティコンサルタント・プライムコンセプトが開設した「九州観光復興支援ナビ」