インバウンドガイド協会(久保成人会長)は13日、ガイドに求められる標準的な素養(スキルセット、行動基準)を定義した「ガイドスキルマップ」を策定した。ガイド人材の育成やサービス品質の向上を図る。
ガイドスキルマップは、優れたガイドに共通して見られる行動特性を分析し、ガイドに求められる素養を五つの領域(考え方、基本機能、コミュニケーション、テクニック、知識)、計25個のスキルセットに整理した上で、それぞれのスキルセットで客観的に評価できるように「行動基準(基礎項目、応用項目)」を定めている。
同協会はスキルマップの活用について、「ガイドの強みや弱みが明確となり、スキルアップのモチベーション向上のほか、育成方針、カリキュラムの策定による取り組みの実効性の向上、適正な報酬の設定などの効果が期待できる」としている。
ガイドスキルマップは、ウェブサイト(https://inbound-guide.org/project/skillmap/)で無料で閲覧できる。英語版、中国語版も公開予定。