ZoomやFacebookなど活用
大分県の訪日客の受け入れ体制強化に取り組む民間団体「インバウンド協議会OITA」(二宮謙児会長、会員数118)は4月22日、第13回定例会を集合型ではなく、インターネットを活用したライブ配信で実施した。ライブ配信には約30人が参加。定例会では、インバウンドポータルサイト「やまとごころ」の帆足千恵マネジャーの基調講演のほか、新型コロナウイルス収束後をにらんだ取り組みの確認などを行った。
同協議会は、観光に関わる企業や行政などが情報共有するほか、新規事業を生み出すことを目的に設立。これまでに県内事業者がコラボレーションした誘客の取り組みや情報発信などを行っている。
基調講演では帆足マネジャーが「各国の最新事情~回復期における旅王者の傾向と現地OTAなど」をテーマに新型コロナウイルス収束時の旅行意欲や傾向の予測を紹介。帆足マネジャーは「互いに悩みを話すことで気持ちが明るくなる。全員でこの状況を乗り越えよう」と激励した。
このほか、中国に向けてのウェブプロモーションや事業主向けの助成金申請方法に関する会員報告などを行った。
「今できることを模索し、情報交換しながら難局を乗り切っていきたい」と二宮会長。ライブ配信は、ビデオコミュニケーションツール「Zoom」やFacebookの会員限定グループページを使い行った。YouTubeを使った後日での視聴も可能にした。
ライブ配信の様子