ANAホールディングス傘下の格安航空会社(LCC)エアアジア・ジャパンは20日、マレーシアのLCC会社エアアジアとの合弁解消に伴い、11月1日付けで社名を「バニラ・エア」に変更すると発表した。路線などの概要については9月下旬に発表し、12月下旬に運航を開始する。
新社名には「シンプル」「エクセレント」「ニューベーシック」の三つの想いを込めた。バニラのようにシンプルで洗練され、世界中の人々に愛されるようにと命名。
成田空港を拠点とし、国際線のリゾート路線を中心に展開。対象は老若男女問わず、アジアからの訪日客も見込む。
8月1日付けで新社長には全日本空輸出身でエア・ドゥ出身の石井知祥氏が就いた。会見では「運賃は大手航空会社の半額にする。利用者に価値を見いだしてもらえるサービスを提供したい」と述べ、「絶対成功させる」と力強く訴えた。
石井知祥社長