エアトリは6月21日、エアトリCVC・投資事業レポートを公開した。非上場株式投資66社の投資額28億円(今年6月現在)に対し、回収済・直近評価額の合計が49億円、投資倍率174%で推移していることを明らかにした。「堅調に推移している」と同社。
回収実績は、これまでの投資先IPO(株式上場)実績7社(うち子会社1社上場)、IPOおよびEXITで回収済の金額が13億円。回収済案件投資額3億円に対し、434%のリターンを回収している。
非上場投資先では、IPスケジュールがN―3期まで進捗(しんちょく)している投資先の割合が81%に。今後、複数社のIPOを見込んでいる。
「成長企業への投資を通じて、投資先企業の企業価値向上によるリターンを得ることおよび投資先企業との協業などによるシナジー追求、エアトリ経済圏の拡大を目指す」と同社。「事業の成長性およびリターン確度」「エアトリ経済圏とのシナジー」「経営陣および管理体制」を重視し、IPOの角度が高い企業に投資している。