エアビーアンドビー・ジャパンは6月30日、国内旅行需要を喚起する「Go Near―身近にある、特別な旅」キャンペーンを始めた。エアビーのサイト上に「近くの旅先」の項目を設け、利用者が居住地から近い宿泊先を探しやすくした。
同社の田邉泰之社長は6月25日に開いたオンライン会見で、「国内旅行に回復の兆しが見られる。6月7~13日の期間の国内予約数は前年同期比78%増、80キロ圏内の施設の予約は同60%増で、貸し切りタイプの施設予約が全体の80%、28泊以上の長期滞在の予約が同57%増となった」と報告。その上で「トレンドは『近場の国内』『3密を避ける』『長期滞在型ワーケーション』」と述べた。
同キャンペーンでは、4月上旬に開始し、既に世界で5万席を受注した「オンライン体験」の予約販売も強化する。田邉社長は「日本語で参加できるコンテンツも増えており、同時に日本人の利用が伸びている」と話した。現在、日本で人気のプログラムのトップ3は「お坊さんとオンライン瞑想」「東京の酒蔵二十三代目当主から学んだビギナー向け日本酒入門」「バーチャル東京観光に出かけよう」だという。