
ホテルスマートのトップ画面
千葉県浦安市の「オリエンタルホテル 東京ベイ」(511室)は、東京ディズニーリゾートのパートナーホテル。最寄りのJR新浦安駅直結という絶好のロケーションで、東京ディズニーリゾートとを結ぶシャトルバスも運行する。その同館では現在、非接触というニューノーマルを追求している。
その一つがバゲージスペースの設置。宿泊者はチェックイン時間前にホテルに到着しても、このスペースに荷物を預けて出掛けることができる。QRコードを使った非接触での入場が可能。いくつものキャリーケースを束ねることができるワイヤーに加え、大きめのボックスを配している。
10月には、ホテルコンセプトの「南仏」に合わせた施設「ティロワール」がオープン。小さな子供にも最適なタオルや入浴剤など約40種類のアメニティを取りそろえた。また、チェックインの待機専用ラウンジも設置している。
併せて、チェックイン時の混雑を回避する非接触のスマートチェックイン機も導入した。このシステムはエイジィ(東京都渋谷区)が開発した「HOTEL SMART(ホテルスマート)」だ。
ホテルはフロントなどにタブレット端末を設置。宿泊者はウェブによる予約完了後、専用ページで宿泊者情報を事前登録する。ホテルからあらかじめ送られてきたQRコードをこのタブレットにかざしてチェックイン手続きを行い、カードキーを発行する。支払いは各種電子決済が利用できる。
同館は、ディズニーの閉園時間に合わせた約2時間にチェックインが集中する。そのため「チェックイン待ちによる密集」「対面チェックインの密接」を避けるため採用を決めた。併せて、チェックインにかかる時間をできるだけ簡素にして時間を有効に使ってもらいたいという思いもあった。もちろん有人カウンターによる手続きもできる。
同館では「システムはシンプルで使いやすい。導入から4カ月が経過した現在の利用率は3割程度だが、今後はもっと高まっていくのではないか」と評価している。
製品の問い合わせ先は、エイジィTEL03(5937)2215。
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バゲージスペース