オリックス不動産(本社・東京都港区)はこのほど、新たな旅館・ホテルの運営事業ブランドとして「ORIX HOTELS & RESORTS」を立ち上げた。同社が運営する国内13施設を四つに区分し、利用者のニーズに合わせたサービスを提案する。
新ブランドのコンセプトは「また行きたい、と思っていただける場所。」。同社の国内全23施設のうち、運営を他の事業者に委託している施設を除く、13施設を新ブランドの下に集約する。
13施設を「温泉旅館」「温泉リゾート」「シティ」「パークサイド」に区分し、カテゴリーごとに滞在スタイルなどを提案。施設の特徴や魅力を分かりやすく発信する。
区分は、「温泉旅館」が箱根・芦ノ湖はなをり、黒部・宇奈月温泉やまのは、ホテル万惣、大月ホテル和風館、御宿東鳳、ホテルミクラス、蓼科グランドホテル滝の湯。「温泉リゾート」が別府杉乃井ホテル。「シティ」がクロスホテル札幌、クロスホテル京都、クロスホテル大阪。「パークサイド」がホテルユニバーサルポート、ホテルユニバーサルポートヴィータ。
ブランドの統一化で各施設のノウハウなどを共有し、サービスを向上させる。温泉や料飲食、コンシェルジュなどユニークな発想を取り入れ、サービス品質を向上させていくことで、コンセプトを具体化していく。