米国の旅行調査会社の日本事務所、フォーカスライトJapan(牛場春夫代表)は12日、2017年度の日本のオンライン旅行市場規模(サプライヤーの売上高)が前回調査(15年度)比19%増の約4兆5千億円に達したと発表した。27日に発売する「日本のオンライン旅行市場調査 第4版」で詳細についてリポートしている。
旅行関係のサプライヤーとして宿泊施設、航空、鉄道、バス、レンタカー、クルーズの6分野のオンライン売上高を算出した。売上高全体に占めるオンライン販売比率は同6ポイント増の45%となった。
また、旅行会社、オンライン・トラベル・エージェント(OTA)を合わせた旅行業者の国内のオンライン取扱高は、同27%増の約3兆円と推定。取扱高全体に占めるオンライン販売比率は同6ポイント増の36%だった。
旅行業者のオンライン販売シェアについては、楽天トラベルとじゃらんnetのシェアが大きいとしながらも、17年度調査結果の特徴として「エアトリやスカイチケットの新興OTA、エクスぺディアやブッキング・ドットコムの海外OTAの大きな成長が挙げられる」と指摘している。
「日本のオンライン旅行市場調査 第4版」は、総合電子書籍販売サイトBookWayと、BookWayヤフーショップ(紙媒体のみ)でオンライン販売する。