日本旅行は旅行で出る二酸化炭素を公的な排出権購入で相殺するカーボンオフセット旅行の取り組みを、団体旅行を対象に始める。
カーボンオフセットプロバイダーのジーコンシャス(本社東京都渋谷区)と契約した。
取り組みの手順は(1)旅行行程の運輸機関利用によって排出される二酸化炭素量を算出(2)顧客にオフセット(相殺)する量を選択させ、オフセット料金を支払ってもらう(3)カーボンオフセットサービスの委託先であるジーコンシャスが、支払われたオフセット料金で国連に認証された排出権を購入し、日本国政府口座に移転することでオフセットが成立(4)排出権を日本国政府口座へ移転することを約束する証として、カーボンパスを発行する──。
同社は小・中学生の会員組織トムソーヤクラブなどで自然環境の大切さを伝える活動に取り組んできた。
今後はインターネット販売や国内外ウエディングなどでカーボンオフセット付き商品を開発、顧客が旅行を通して環境問題に取り組むための多彩なメニューを提案するとしている。