クラブツーリズムは9月18〜20日に東京ビッグサイトで開かれる「JATA世界旅行博」に、2010年に初飛行予定の宇宙旅客機「スペースシップ2」の16分の1サイズ模型を出展する。クラツーが世界旅行博に出展するのは03年以来の6年ぶりで、ブースの目玉の1つにする。
宇宙旅行会社、英国ヴァージンギャラクティック社のスペースシップ2は、母機となる「ホワイトナイト2」の中央に接続される宇宙旅客機。展示される模型は母機と合わせて全長125センチ、全幅183センチ、全高68センチの大きさ。英国から搬送する。日本国内では初公開となる。
2010年の商業宇宙飛行開始を目指す英ヴァージンギャラクティック社は、既に世界40カ国から300人を超える宇宙旅行の申し込みを受けている。クラツーは日本における公式代理店。現在までに日本人10人が申し込んでいる。
昨年7月に母機ホワイトナイト2が完成。10数回の試験飛行を終えている。母機から空中発射され、高度100キロメートルの宇宙空間まで旅客を運ぶ宇宙旅客機スペースシップ2は、現在塗装とロケットエンジンの搭載作業の段階。今秋には完成し、一般公開と試験飛行を始める予定だ。宇宙空間に到達する試験飛行を30〜50回繰り返し、安全性が確認された後に商業宇宙飛行に入る。早ければ2010年末には実現するという。