クラブツーリズムは4月24、25日、昨夏デビューした近畿日本鉄道(近鉄)の「こふん列車」を貸し切り乗車するツアー「百舌鳥・古市古墳群『古代史一日学校』」を催行する。こふん列車の乗車体験のほか、考古学者で阪南大学国際観光学部教授の来村多加史氏による特別講演「応神天皇・古市古墳群について」「仁徳天皇・百舌鳥古墳群について」を実施する。
こふん列車は、百舌鳥・古市古墳群の世界文化遺産登録決定を記念し、昨年7月28日から運行を開始。運行区間は、南大阪線、吉野線、長野線、御所線。編成数は1編成(3両、6020系車両を使用)。外装は古墳をイメージするイラストを使いラッピングするほか、車内のつり革は埴輪をモチーフにした特別仕様に変更している
イチ押しツアーは、「〈世界遺産〉百舌鳥・古市古墳群『古代史一日学校』2日間」。出発日は4月24日で、東京駅発着。旅行代金は、大人1人6万9800円。ツアーでは、来村氏による特別講演を聞くほか、専門家の解説で堺市博物館「百舌鳥古墳群展示」の見学、歴史ナビゲーターの解説による古墳ウォーク、誉田八幡宮神職による正式参拝、応神天皇倍塚出土「国宝・金銅透彫鞍金具」の見学などを行う。昼食は堺名物「秤目(はかりめ)アナゴ御膳」。こふん列車は、大阪阿部野橋―古市間を乗車する。