日本外航客船協会(JOPA、松平誠郵船クルーズ会長)の客船事業振興委員会(委員長・深川三郎JTBグループ本社執行役員)は21日、オリジナリティーに溢れ、クルーズマーケット拡大に貢献した商品を企画造成、実施した旅行会社などを顕彰する「クルーズ・オブ・ザ・イヤー2008」を実施すると発表した。初の試み。
客船事業振興と広報事業活動の一環で「一般消費者に対し良質のクルーズ旅行商品、サービスの提供を図る」(同協会)のが狙い。JATAが後援する。同協会では選考委員会を今月中にも立ち上げ、顕彰に向けた体制を整えたい意向だ。
オブ・ザ・イヤーの対象は同協会やJATAに加盟する会社が企画造成し、今年1〜12月までに催行実施した(予定を含む)クルーズ商品。応募締め切りは11月末。年内に選考を行い、来年2月上旬をめどに表彰する。
グランプリ(1点)には顕彰趣旨にもっともふさわしいクルーズおよびクルーズパッケージ商品、チャータークルーズ商品を表彰する。また、優秀賞(2〜3点)は新たな市場開拓へチャレンジし、社会的にも大きな話題を提供した商品などで、いずれも旅行会社やクルーズ会社を対象としている。
特別賞も設ける。点数は特に限定せず、旅行会社やクルーズ会社のほか、客船誘致活動に寄与した企業や自治体、クルーズ振興に貢献した人も対象にする。