大自然に囲まれた広大な敷地に、ホテルをはじめスキー場やキャンプ場、テニスコート、芝生広場など多彩な施設を展開するリゾートホテル「グリーンピア大沼」が3月に「リブマックスリゾート函館グリーンピア大沼」にリブランド。営業と並行してホテル1階やレストラン、温泉保養館などの一部改修を行い、9月末に工事を終えて全面オープンした。緑豊かな森と東京ドーム94個分という広大な敷地、そこに設けられたさまざまな施設を生かしたフルシーズン型の大規模温泉リゾートとして、家族連れや国内外からの観光客の利用拡大を目指す。
グリーンピア大沼は、1987年に国の大規模年金保養基地として建設され、その後地元町への移管を経て、2005年に民間企業が取得。全国でリゾートホテルを展開するリブマックスグループが資本参加して現名称にリブランドし、3月から一部改修を行いながら同グループのリゾートとして運営してきた。
ホテルは全86室。館外に4~6人用のコテージ8棟もある。ホテル内には温水プールやボーリング場があり、1階から源泉掛け流しの大浴場を持つ温泉保養館にもつながる。アウトドアの施設もそろい、夏にはテニスコートやパークゴルフ場、キャンプサイトなどが利用でき、冬にはスキー場でスキーやスノーボードを楽しむことができる。
一部改修では、ホテル1階に「リラックスラウンジ」や「カプセルゾーン」「キッズスペース」を整備し、温泉保養館に湯上がりの休み処などを新設した。2カ所あるレストランも、整備と併せてメニューを大幅に見直し、地元産の食材をふんだんに取り入れたこだわりの料理に力を入れた。
宿泊料金は、ホテル本館は1人1泊食事付き1万2800~2万2千円(税込み)で、コテージは4人用1泊1人1万円から。テニスコート、キャンプサイト、スキー場などの利用には別途料金がかかるが、温泉保養館を含め日帰りでの利用もできる。
中村圭総支配人は「今後も快適に過ごしてもらえるよう必要な改修を行うことにしている」と話し、「大自然の緑豊かな環境の中でゆっくり滞在し、温泉やアクティビティを楽しんでもらいたい。多くの皆さんのお越しをお待ちしている」と、PRに力を入れている。
ホテルの全景
1階数に設けたリラックスラウンジ