コロナ禍での金融機関による無利子・無担保融資、いわゆる「ゼロゼロ融資」を受けた企業の倒産がこのところ急増している。帝国データバンクによると、ゼロゼロ融資を受けた後に倒産した「コロナ融資後倒産」が5月に過去最多の41件確認。累計では300件を突破し、業種別では宿泊業が9件確認されている。
コロナ融資後倒産の件数を月別に見ると、今年2月の20件から3月に34件と急増。4月は32件と減少したが、5月に41件と再び増加し、過去最高を更新した。
累計では323件と、300件を突破。最初の発生(2020年7月)から100件までは1年1カ月を要していたが、200件までの到達期間はその後6カ月と発生ペースが加速。300件まではさらに加速した。
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