サッポロビールは、道産大麦の新品種「きたのほし」の麦芽を使った缶ビール「北海道奇跡の麦 きたのほし」=写真=を5月12日から数量限定で全国発売する。
同社では、出来たてのビールのおいしさを追求する中で、大麦に含まれる酵素による脂質の酸化で風味が劣化することに着目。岡山大学と共同研究を重ね、1万種を超える大麦コレクションの中から、その要因となる酵素を持たない品種を見つけ出し、16年に従来の主力品種「りょうふう」と交配した新品種「きたのほし」を開発した。
オホーツクや富良野地方での小規模栽培による評価を経て、一般栽培に移行し、昨夏には5600トンを収穫。必要な量の生産が確保されたことから、「きたのほし」を冠した新商品の発売となった。
同社によると、雑味のないクリーミーな泡が特徴で、「素材が生きた出来たての味を楽しんでもらいたい」という。缶には「きたのほし」が実る麦畑をデザインし、裏側に奇跡の麦の開発ストーリーを明示している。
店頭での実勢価格は350ミリl缶が225円前後、500ミリl缶は291円前後。
問い合わせは、サッポロビールお客様センターTEL(0120)207800。