サンスターグループは17日、JR西日本の特急列車に、同社の光触媒脱臭除菌システムが採用されることが決まった発表した。
鉄道車両向けについても、JR西日本テクノスとの共同開発により、2016年に大阪環状線の鉄道車両の空気清浄機として採用され、光触媒担持チタンメッシュTMiP(Titanium Mesh impregnated Photocatalyst)、紫外光ランプほか関連部品を納入しております。これまでの運転実績から、車室内の空気質を良好に保つことが評価された結果、今年の秋以降、JR西日本の特急列車にも順次採用されることとなりました。今後は、鉄道車両向け空気清浄機については「TiO Clean(チオクリーン)®」の名称で展開していきます。
【サンスターの光触媒脱臭除菌システムによる室内空気質改善事業について】
サンスターは、健康寿命の延伸に向けて、お口の健康から全身の健康、そして人を取り巻く空気環境も含めた健康の増進や、心豊かな生活空間・移動空間を提供する製品、サービスの提供を行うべく事業活動を行っています。こうした事業戦略の一環として、2017年にユーヴィックス株式会社がサンスターグループに加わりました。ユーヴィックス株式会社は、紫外光源と光触媒担持チタンメッシュTMiPを組み合わせた高性能脱臭除菌システムとして、2010年に空調ダクト内に挿入するTMiPモジュールを製品化、2014年からはTMiPモジュールに吸気ファンを組み合わせた「TITAN POWER」を製品化、学校、保育園、住宅、オフィス、ホテル、商業施設、医療・介護施設、鉄道などの天井裏の空調配管ダクト内やバックヤードへの設置を得意としてきました。さらに、2019年9月には、同技術を活用し、脱臭性能、静音性、デザイン性を高めた高性能脱臭・除菌システム「QAIS –air– 01(クワイスエアーゼロワン)」を、「カラダがよろこぶ空気。」をつくるサンスターブランドの室内空気環境・空間デザインソリューションとして、主に病院や介護施設向けに発売しました。「QAIS –air– 01」は、病室や介護室内で常時稼働させ、室内に浮遊する臭気物質や菌・ウイルスを吸気ファンで機器内に取り込んで脱臭・除菌・ウイルス除去を行う製品で、病院、歯科医院、介護施設の他、企業の会議室やエステサロンなど、幅広い用途に採用され始めています。
●サンスターグループの光触媒脱臭除菌システムの一例
・TMiPモジュール
円筒形の光触媒TMiPとUV-Cランプ(紫外光源)を組み合わせた空調ダクト内挿入用デバイス
・TITAN POWER
TMiPモジュールと吸気ファンを組み合わせたバックヤードや室内設置用デバイス
・QAIS -air-01
TMiPモジュール、吸気ファンを組み合わせ、脱臭性能、静音性、デザイン性を高めたモデル
https://www.sunstarqais.com/products/air01.html
【サンスターグループについて】
サンスターグループは、持株会社サンスターSA(スイス・エトワ)を中心に、オーラルケア、健康食品、化粧品など消費者向けの製品・サービスをグローバルに統括するサンスター・スイスSA(スイス)と、自動車や建築向けの接着剤・シーリング材、オートバイや自動車向け金属加工部品などの産業向け製品・サービスをグローバルに統括するサンスター・シンガポールPte. Ltd.(シンガポール)を中核会社とする企業グループです。