サントリー酒類は4月1日、国産と輸入ウイスキーの一部商品を値上げする。対象商品は「響」「山崎」「白州」「ザ・マッカラン」「ラフロイグ」「バルヴェニー」の6ブランド、計39品目で、2割程度の価格改定となる。現在、税別1万円の「響17年」(700ミリリットル入り)が1万2千円に、同7千円の「山崎12年」(700ミリリットル入り)が8500円となる。
ハイボール人気などもあり、国内のウイスキー市場は拡大を続けているが、原材料などの価格は上昇を続けている。「生産、物流などさまざまな経営の合理化に努めているが、コスト増の影響を企業努力だけで吸収することは難しい状況。
今後も国産ウイスキーの高い品質と安定供給を将来にわたって維持するため」と同社。
「角瓶」「トリス〈エクストラ〉」など、同社ウイスキーの販売数量全体のおよそ9割を占める商品に関しては、現行価格を据え置く。