JTBグループのサンルートは17日、東京都港区に直営ホテル「ホテルサンルート新橋」を新規開業した。
JR新橋駅から徒歩3分の立地に地上16階、地下1階の建物を新築した。総客室数は220室で全てシングルルーム。6割を禁煙室にした。客室の広さは12.7〜18.7平方メートルで、室料は1万2500円から1万3700円。
14階を「レディースフロア」に設定。全16室を女性専用のレディースルームとした。同フロアのエレベーターホールと客室フロアの間にはセキュリティロックの扉を設置。宿泊客以外は入れないようにするなど安全面に配慮した。
各レディースルームには、美顔器、加湿器、基礎化粧品、マイナスイオンドライヤー、防水のiPodスピーカー、ミネラルウォーターなど特別な備品をそろえた。室料は通常客室の500円増しに設定した。
昨年4月に開業したサンルート東新宿に初めてレディースルームを導入したところ、女性のビジネス客や観光客に好評なことから、サンルート新橋でも採用した。
サンルート新橋で特徴的なのは、客室とバスルームの間に窓を設けたことだ。バスルームのドアもガラス張りにした。
シングルルームの狭い空間でも圧迫感がなくなるほか、バスルームの照明も生かせるため部屋全体が明るくなるなどの利点がある。バスルーム内に設置したブラインドを降ろせば目隠しもできる。
バスルームと客室の間に窓を設置