サービス産業動向調査、11月の宿泊売上高2.4%減


 総務省はこのほど、サービス産業動向調査の11月分速報を公表した。同月の宿泊業(旅館・ホテル、簡易宿所、下宿業)の売上高は前年同月比2・4%減の4639億9900万円と、2カ月ぶりに減少した。サービス産業全体は同1・5%増の28兆5595億8500万円と、6カ月連続で増加した。

 宿泊業の売上高は、2015年7月から昨年4月まで10カ月連続で前年同月比プラスとなった。昨年6~8月、10月もプラスだったが、同月は減少した。

 ほかの業種を見ると、飲食店は同0・2%減の1兆4324億2400万円と、2カ月ぶりに減少。

 娯楽業(公園・遊園地、スポーツ施設提供業、遊技場、映画館など)は同10・7%減の2兆3471億8100万円と、24カ月連続で減少。

 道路旅客運送業は同2・0%増の2765億1900万円と、3カ月連続で増加。

需要状況DI
宿泊業は低下

 宿泊業の同月の需要状況DI(需要が増加した企業割合から減少した企業割合を引いた値)はマイナス14・8で、前月比12・4ポイント低下した。2カ月ぶりの低下で、4カ月連続でマイナス水準にとどまった。

 サービス産業全体はマイナス0・8で、同2・2ポイント上昇。ただ、8カ月連続でマイナス水準にとどまった。

 ほかの業種を見ると、飲食店はマイナス15・0で、同8・3ポイント低下。娯楽業はマイナス12・4で、同6・0ポイント低下。道路旅客運送業はマイナス11・5で、同3・0ポイント低下した。

 
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