JTBは、団塊の世代を対象に夏季休業中の大学施設で郷土色豊かな講義を実施していた「シニアサマーカレッジ」を08年から通年で実施する。名称を「シニアカレッジ」と改め、このほど受講者の募集を開始した。
シニアの参加者に学生との交流も楽しんでもらいたいとする大学側の意向を反映したもの。夏期の休業時でなくても、1、2教室の空きがあれば講義できると考えた。
参画校には、琉球大学と海外初の台湾大学を加えた。講義のテーマは「南の楽園で過ごす遊学の時間」(6月下旬)、「故宮博物院や台湾の文化、言語など」(10月上旬予定)。このほか8月下旬から10月末までの期間に信州、弘前、岩手、宮崎、香川、岐阜の各国立大学、計7校で実施する。
昨年は国立大学9校で開講。今年は「地域アカデミー」の名称により私立大学4校で同様な講義を始めるため、参画校は12校に拡大する。