びゅうトラベルとの連携を開始
シーナッツが提供しているTL―リンカーンは、旅行会社とOTAからの通知を一元管理し、残室・料金調整が一括でできる。導入施設は約5千軒で、対応販売先は旅行会社、OTAを合わせて141社。導入後のフォロー・サポート体制の充実と、ユーザーの声を商品、サービスに反映する点が評価されている。
最近の新型コロナウイルスの再拡大により厳しい状況が続く中、「集客につなげるためOTAなどの販売チャネルを拡大する必要がある」と同社の山田英樹社長。販売チャネルの拡大により業務負担は増えるが、「TL―リンカーンを利用すれば業務を大幅に軽減できる」とも。コロナ禍だからこそ必要とされ、問い合わせも多いという。
機能面では最近、統計データの充実を図り、これまでの利用日ベースでの宿泊実績の集計に加え、昨年末からは受信日ベースでの実績の絞り込みを対応可能とした。昨年対比の分析に加え、取消率も把握できるため、その時点でのチャネル別の販売状況の把握と分析が簡単にできる。
最近、びゅうトラベルサービスの「JR東日本びゅうダイナミックレールパック」との連携を開始した「共通在庫サービス」も好評だ。このサービスは、宿泊施設がTL―リンカーンに直接登録した残室や料金情報を各販売先が取得できるインターフェース。TL―リンカーン上の在庫数を確認して販売される仕組みのため、宿泊施設はオーバーブックの可能性を低減できる。
同社では月に複数回、オンラインでの活用セミナーを開催。「新しい担当者向けや、新機能の操作方法を紹介するセミナーとなっている。無料なので気軽にご参加を」と山田社長。