格安航空会社(LCC)のジェットスター・ジャパンは3日、大分県、大分大と産学官連携協定を結んだと発表した。国内LCCと地方自治体、大学との連携協定締結は初めて。
同社は昨年7月、同県と連携協定を締結し、大分の観光振興や地域活性化の具体的な取り組みを検討してきた。
LCCを活用した個人および若年層旅行者の大分空港の利用促進、観光振興の方策を探るため、同大経済学部の協力を得て講座を開講することにした。
対象は経済学部生で、講座名は「産学官連携による地域課題解決演習(科目名は実践経営分析論Ⅰ・Ⅱ)」。開講時期は年度ごとに決め、今年度は後学期に実施する。
大分―成田線は同社が初めて就航した地方路線として、13年3月に開設された。同社は「就航6年目を迎え、引き続き相互の連携により観光振興やUIJターンを推進していく」と話している。