ジャパニーズ・イン・グループ(JIG)は19日、東京のホテルオークラで創立30周年記念パーティーを開いた。観光庁の本保芳明長官、日本政府観光局の間宮忠敏理事長、日本観光協会の中村徹会長、国際観光サービスセンターの向山秀昭会長ら、観光業界から多くの来賓がかけつけ、同グループの節目を祝った。
JIGは1979年、東京、京都の2軒の旅館が外国人客を相互送客したことがきっかけとなり創立。その後、訪日客に低廉な料金で宿を提供する旅館グループとして、日本の観光発展の一翼を担ってきた。
当日就任した福田金也新会長は来賓や歴代会長らに謝意を述べたほか、観光庁の「YOKOSO! JAPAN大使」にグループから2人(飛田克夫顧問、高橋正美理事)選定されたことにふれ、「第3、第4の大使がグループから選定されることを願う」と、今後もグループ一丸で訪日客の受け入れ促進に努める構えを見せた。
新会長に福田氏
ジャパニーズ・イン・グループ(JIG、87会員)は19日、東京のホテルオークラで総会を開き、新会長に福田金也副会長(栃木県・タートル・イン・日光)を選出した。平成10年から会長を務めた飛田克夫氏は顧問に就任した。福田新会長は(1)JIGのブランド化(2)グループ館の相互送客──を今年度の事業目標に掲げた。
ブランド化については、インターネットやパンフレットを通して国内外に会員施設をPR、「外国人客を泊めるならJIG」との評価をさらに高めたいとしている。
福田氏