ジャルパックは1月23日、東京都品川区の本社で、2013年度上期の「JALパック」商品の説明会を行った。安全と品質の「いい旅、あたらしい旅。」をテーマに掲げる同社は、上期の商品について、JALパックならではの「企画力」と「手配力」を生かした魅力あるツアーを満載したと発表。二宮秀生社長=写真=は「旅行会社が介在する意味を商品に生かした」と意気込みを語った。
今期は国内旅行、海外旅行とも「ゆったり」と「楽しい」をキーワードに商品を企画した。
「ゆったり」をキーワードにした商品では、新世代シニアと呼ばれるアクティブなシニア層へのアプローチを強めた商品をそろえた。国内旅行では、観光性の高いコースとガイドを活用したコースを拡充。移動中もゆったり楽しめるよう観光列車を利用したコースを新設し、観光タクシーや観光バスコースも各方面に設定した。また観光タクシー、レンタカーコースはホテルを午前9時以降に出発、午後5時前到着で、ホテルチェックイン後にゆっくりくつろげる「ゆったり行程」を組んだコースも各方面に盛り込んだ。
「楽しい」をテーマにした国内旅行は、オフィシャルスポンサーならではの企画として、30周年を迎える東京ディズニーリゾートの貸し切りイベントツアーや、プレミアムガイド付きツアーなどをさらに充実させた。
パンフレットについては、今期から表紙の色を赤から白に変更した。表紙左上にはJALパックのブランド名を黒色で、右上には「鶴丸」を配し、赤色の表紙が多い他社のパンフレットとの差別化を図った。
国内旅行の13年度計画人数については、前年比5%増とし204万5千人を目標する。2012年度落ち込んだ北海道、九州、沖縄方面については巻き返しを図りたい考えを示した。
また1月17日に放送が始まったジャルパック社員の奮闘を描いたドラマ「あぽやん」については、「ジャルパックを身近に感じてもらえるようになればと期待する」と二宮社長。販売店にドラマのポスターなどを配布し、販売促進に活用するとした。