ジャルパックはこのほど、ブランド誕生50周年を記念して「JALパックアワード」を展開すると発表した。全国約6500以上の取引先の中から、ツアー参加者から高い評価を得られた取引先やジャルパックの企画に最も協力した取引先、ウェブ販売の活用が顕著だった取引先の3部門をエリアごとに表彰する。
審査対象はジャルパックと契約がある全て取引先。他社アワードとの違いについて国内仕入部長の増澤紀之氏は「宿泊施設だけではなくツアーを構成している全ての組織や人々を対象にしているのが最大の特徴。評価が高ければ地元ガイドやタクシーのドライバーなど個人が受賞する可能性もある」と強調する。
表彰部門は三つ。「CS部門」はツアー参加者のアンケート結果を元に総合的に評価の高かった取引先を表彰。「企画部門」はジャルパックの旅の創造に最も協力し、高付加価値の旅を具現化した取引先を対象にする。「Web販売部門」は同社のオンラインシステム「ジャルパックeエントリーシステム」を活用し顕著な実績が見られた施設を選出する。
エリアは「北海道」「関東、東北、北陸、中部」「関西、山陰、山陽」「四国」「九州」「沖縄」の六つ。エリア単位で各賞を表彰する。
審査期間は4月から翌年3月までの1年間。4〜5月頃に各エリアで開催されるJALパック会の総会で表彰式を行い、盾を贈呈する。第1回の表彰式の日程は来年1月に発表する。
各賞はJALホームページで発表するほか、パンフレットではアワード受賞のアイコンの掲出を行う。またキャンペーンなどを企画し販売の優遇を行う予定。
増澤氏は「ジャルパックはパンフレット商品の比重が大きい。多くの皆さまと取引できていることがパンフレット商品の強みとなっている。JALパックアワードを設立することで、取引先の皆さまの日頃の協力に感謝し、関係強化に努めたい」と語る。