すしロボットメーカーの鈴茂器工(東京都区中野区)は4月18、19の両日、37回目となる恒例の製造実演展示会「スズモフェア2023東京」を東京都豊島区のサンシャインシティ文化会館で開催した=写真。小売りや外食、ホテル関係者に加え、海外からの参加もあった。2日間で450社・730人以上を集客し、盛況の中、幕を閉じた。
今回のテーマは、「カチをカタチに/Value Creates Win」。業態別のコーナーを設け、スズモのロボットで提供できる新メニューや売り場づくりに加え、人手不足を補うことが可能な省人化、省力化が可能なロボットを提案。
今回の展示の目玉は2月発売で、10.9キログラム(約3・3升)の大容量ホッパーを備えた、ご飯盛り付け機「Fuwarica(ふわりか)」の新製品「GST―RRA」。Fuwaricaは、ボタンを押すだけで、温かいご飯をいろいろな容器や器に盛り付けるもの。新製品はご飯を大量に投入できるため、旅館・ホテルからは「ご飯の継ぎ足しの頻度が減った」「ビュッフェの業務改善が図れた」といった声が届いている。併せて、「(しゃもじを使用しないので)衛生面の評価も高い」と同社。
同フェアではロボット、機器だけでなく、シャリボックスなどの資材製品に加え、グループ会社である日本システムプロジェクトによる自動配膳ロボットや、セハージャパンの食中毒予防・ウイルス対策製品や、共同出展各社の関連製品なども展示した。
スズモフェアは今回の東京に続き、大阪でも開催される。日程は9月13、14日の2日間。場所は、マイドームおおさかとなっている。