スターアライアンスは6日、宮城県岩沼市立玉浦小学校(柄澤一彦校長)で5、6年生116人に向け「航空教室」を開いた。航空教室は社会貢献活動として行っているもので、昨年の東京開催に続き2回目。今年は、仙台国際空港が民営化されたことから、被災経験があり、同空港に近い玉浦小学校で実施した。
事前に配布されたスターアライアンス特製ノートを持参した生徒たちを前に、アシアナ航空の岡内亨部長がスターアライアンスについて分かりやすく説明。仙台国際空港に路線を持つメンバー航空会社5社の代表は、それぞれの会社や路線にちなんだクイズを出題し、正解した生徒に各社のボールペンなどを配った。
またANAの運航乗務員と客室乗務員は、乗務の準備から乗務を終えるまでの具体的な仕事の流れを、写真を使いながら説明した。特に運航乗務員のカバンの中味について注目が集まった。
質問コーナーでは生徒たちが元気よく挙手し、「なぜ運航乗務員の仕事を選んだのか」「客室乗務員のスカーフの色は選べるのか」といった質問を投げかけていた。
この日は、宮城県庁の遠藤信哉・土木部長へも表敬訪問。岩沼市、名取市の両教育委員会に特製ノート1万冊を寄贈した。
スターアライアンス日本地区支社長会で議長を務めるANAマーケティング計画部の秋保哲・担当部長は、「東日本大震災から5年が経ち、観光資源が豊富である東北は、観光を大きな柱として復興しようとしている。新たに生まれ変わった仙台国際空港を梃としてこのような動きを応援していきたい」と話している。
第38回「にっぽんの温泉100選」発表!(2024年12月16日号発表)
- 1位草津、2位道後、3位下呂