スーパーホテル、宮崎県諸塚村と地方創生事業に関する協定締結


 スーパーホテルは、宮崎県諸塚村と地方創生事業に関する協定を17日に締結する。

「Natural, Organic, Smart」をコンセプトとし、地球にも人にも優しいホテルを目指す株式会社スーパーホテル(所在地:大阪府大阪市西区西本町1-7-7、代表取締役:山本 健策)は、2022年3月17日に宮崎県諸塚村と地方創生事業に関する協定を締結します。これまでも様々な場面で共創を行ってまいりましたが、今後も木材の資源活用に限らず、未来につながる様々な取り組みを実現するために、パートナーシップを組み、従来のホテルの枠を越えた地域を元気にする「ライフスタイルホテル」を目指します。

ホテル公式サイトURL:https://www.superhotel.co.jp/sdgs/

【宮崎県諸塚村とは】
諸塚村は、宮崎県北部に位置し人口約1,500人の自然豊かな村で木材やシイタケ、お茶の産地で知られています。
諸塚村の周りを囲む山々は「モザイク林」と呼ばれており、戦後の拡大造林期にも、全国的にスギ、ヒノキの一斉林が植えられる中で、針葉樹と広葉樹を7:3の割合で混植する施策をとりました。結果、諸塚村の森全体が、針葉樹とクヌギやナラなどの広葉樹とが混在する美しい独特の景観を生み出しています。新緑の時期や紅葉の秋には、山々がモザイク模様一色に染まり人々を魅了しています。
「林業立村」を掲げ、先人達が長い歴史をかけて築いてきた活動が、村全体での世界森林認証(FSC®認証) の取得や世界農業遺産(FAO)の認定へと繋がっており、地域の次の100年を見据えた振興策に取り組んでいます。

【スーパーホテルと諸塚村の取り組み】

  • カーボン・オフセット

宮崎県内の2店舗で宿泊の際に発生したCO2をオフセットする、スーパーホテルのカーボン・オフセット付き宿泊サービス「ECO泊」では諸塚村のJ-クレジットを採用しています。
カーボン・オフセットでも地産地消を実現しています。

  • FSC®認証木材の活用

村内で採ったFSC®認証木材(スギ)を利用し、諸塚村内の木材加工センターで朝食用のボックスを製造。全国のスーパーホテルの朝食にて什器として活用されています。
宮崎市内にある宮崎天然温泉店(2017年)のリニューアルでは諸塚村のFSC®認証材を内装にてふんだんに取り入れました。

また、市内2店舗目となるPremier宮崎一番街店(2019年)ではFSC®認証材を使った家具を客室に導入。

東京のPremier銀座店(2018年)でもフロント内の内装材でFSC®認証材を活用しています。

  • オンライン研修の実施

2019年より新入社員研修をオンラインで実現。
地域課題を発見、解決に導くとともに、社員研修の一環として人材育成につながる自然体験プログラムをオンラインにて実施。都市農山村交流を活性化させ、村の住民と社員がそれぞれ異なる分野で培った経験や知恵を交換し合うことで、これまで潜在していた村の地域資源や可能性を、将来的には具体的な活動や事業に落とし込んでいけるように検討しています。

  • 協定内容

(1)木材および椎茸、森林認証製品の生産および活用促進に関すること
(2)地域資源の保全、持続可能な生産推進および利活用に関すること
(3)諸塚村内の児童生徒の地域学習・国内研修および人材育成に関すること
(4)人材育成のための双方の職員研修および交流に関すること
(5)地域循環共生圏の実践に関すること
(6)地域の安全・安心の確保や災害時の支援に関すること
(7)SDGsの17の目標とターゲットに関すること
(8)その他、本協定締結後に双方の協議により合意した連携事項に関すること

 
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