タカミヤホテルグループ、295周年パーティーを開催


あいさつする岡崎社長

あいさつする岡崎社長

 蔵王温泉の深山荘高見屋など山形県内の温泉地で旅館・ホテル8施設を運営するタカミヤホテルグループ(岡崎彌平治社長)は11月25日、「タカミヤホテルグループ295周年 庄内・米沢地区オープン記念パーティー」を、あつみ温泉高見屋別邸久遠で開いた。

 県内の観光業界関係者、旅行会社、メディア関係者など130人が出席した。

 佐藤嘉高・山形県観光経済交流局長は「14年4〜6月のJRデスティネーションキャンペーン(DC)に向け、6日に『山形DC推進協議会』が発足し、岡崎社長には誘客委員長をお願いした。創業295年のDNAを県内の観光の再生に役立ててほしい」と来賓あいさつで期待を込めた。

 寒河江浩二・山形新聞社社長も「山形のよさを全国に発信し、東日本大震災後の風評被害を払拭してほしい」とエールを送った。

 岡崎社長は「観光は地域とともに存在する。そういう思いから、震災後の昨年9月にこの庄内地区の久遠を、今年4月に米沢市小野川温泉に匠味庵山川を継承、改修し、開業した」と話し、これに応えた。

 式典では、日本ホテル常務でホテルメトロポリタン総支配人の塩島賢次氏が「ホテルのホスピタリティの人材管理」と題して講演。フォーシーズンズホテル椿山荘の元総支配人だった経験も交え、フォーシーズンズホテルの黄金律「己の欲するところを他人に施せ」や、ホテルメトロポリタンの3P「ピープル(人=従業員)、プロダクト(物=商品、サービス)、プロフィット(金=売上、利益)が優先順位。逆さにしてはならない」などを紹介した。

 パーティーでは「料理の鉄人」として有名な四川飯店社長・日本中国料理協会会長の陳建一氏が、米の粉豚など山形の食材を使った料理実演を実施。ヒラメの中華風刺身、豚肉の柔らか煮、麻婆豆腐などを、タカミヤホテルグループの料理長らと出席者の目の前で調理し、振る舞った。

 岡崎社長は玉川学園の出身。塩島氏は玉川学園高校の先輩、陳氏は同高、同大学の同級生にあたる。

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