宿泊施設向けコンピューターシステムのタップ(東京都江東区、清水吉輝社長)は2日、「2011年度タップユーザー会」を東京・港区の青山ダイヤモンドホールで開いた。同社顧客ら225人が参加した。清水社長は、東日本大震災時に同社が全ユーザーに対して行ったシステム保守の詳細について報告。「通常通りのサポート体制を維持した」と強調した。
清水社長はまたフロントシステムや婚礼宴会システム、レストラン予約システム、顧客情報システムと高機能携帯情報端末との連動の取り組みなどについて発表した。
情報技術とホスピタリティビジネスに関する実践や提言の論文を募集し、最優秀論文の受賞者に賞金50万円を授与する「第4回タップITアワード」の表彰式も実施。今年はロイヤルパーク汐留タワーの沖崎晃一氏、若林和子氏、関塚一毅氏、加藤茂樹氏、高木真衣氏の5氏による「ホテルにおけるソーシャル・メディア最適化の構築と実践」が受賞。壇上で選考委員長の岡本伸之帝京大学教授・立教大学名誉教授から5氏に表彰盾が渡された。
清水社長