タニタ、葛飾北斎「冨嶽三十六景」モチーフのヘルスメーター発売


 タニタは、葛飾北斎「冨嶽三十六景」がモチーフのヘルスメーターを発売する。

浮世絵デジタルヘルスメーター「HD-660」

葛飾北斎作冨嶽三十六景『凱風快晴』をあしらったフジ(左)と同『神奈川沖浪裏』ナミ

 

 

健康総合企業の株式会社タニタ(東京都板橋区前野町1-14-2、社長・谷田千里)は、日本の伝統芸術をモチーフにした浮世絵デジタルヘルスメーター「HD-660」の予約受け付けを9月23日に開始します。世界的に愛好家の多いアートの一つである「浮世絵」を本体全面にデザインしたのが特徴。デザインに使用するのは葛飾北斎の『冨嶽三十六景』で、その中でも人気が高い『凱風快晴』(フジ)と『神奈川沖浪裏』(ナミ)の2柄をラインアップ。日本が世界に誇る芸術を取り入れたプレミアムな商品として、タニタオンラインショップで予約を受け付けます。受付期間は10月23日まで。北斎の誕生日といわれる10月31日の配送を予定しています。価格は4000円(税別)。また、11月18日から家電量販店等での一般販売も計画しています。

 

新型コロナウイルス感染症が拡大する中、これまで健康への関心が低かった生活者も含め、幅広い層で健康づくりへの関心が高まっています。5月以降、タニタの体組成計・体重計カテゴリーの販売は非常に好調で、その要因として、外出自粛による体重増や筋力低下への対策、疾病予防を意識した基礎的な健康づくりに取り組む人が増えていることが挙げられます。一方で、緊急事態宣言中、多くの美術館が閉館していましたが、インターネット上でのオンライン展示やSNSを使った情報発信などが活発に行われ、これまでアートに接することが少なかった生活者が関心を持つきっかけとなっています。特に今年は北斎生誕260周年にあたることから、浮世絵に関する企画展が多数開催されており、浮世絵愛好者の裾野を広げる一助となっています。また、家で過ごす時間の増加に伴い、家具やインテリアにこだわり、自分好みの生活環境を求める人が増加しています。今回発売する本商品はこうしたニーズに対応し、アート感覚でインテリアとしても楽しめ、はかって健康づくりに役立てられるアイテムとして商品化しました。

 

本体サイズは幅244ミリメートル、高さ33ミリメートル、奥行き220ミリメートルで、重さは740グラム(電池含む)の軽量コンパクトサイズ。国内の自社工場で製造する日本製です。北斎の浮世絵は世界的に人気がある日本を代表するアートで、今後海外での販売も計画しています。

 

タニタでは、1959年のヘルスメーターの発売以来、新たな健康指標を開発し体脂肪計・体組成計を発売するなど、生活者の健康づくりをサポートする商品を販売しています。また、デザイン面においても、新素材の使用やポップカルチャーとのコラボレーションなどにより、生活者のさまざまな嗜好に応える商品を展開してきました。今回、本商品の投入により、より多くの生活者のニーズに応え、健康づくりをサポートしていきたいと考えています。

 

 

デザイン

『凱風快晴』葛飾北斎/すみだ北斎美術館蔵

『神奈川沖浪裏』葛飾北斎/すみだ北斎美術館蔵

(画像提供:すみだ北斎美術館 / DNPartcom)

 
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