ターキッシュ エアラインズは14日、主要事業で10億ドル超の記録的な利益を計上したと発表した。
旅客および貨物の収益が大きく増加したことで、ターキッシュ エアラインズの第3四半期総収益はおよそ40億ドルに達しました。こうした顕著な実績を受け、年初来9カ月間の売上収益は前年同期比20%増の99億ドルに上りました。
また、収益性の高い成長業績を途切れずに継続し、ターキッシュ エアラインズは年初来9カ月間の純利益を3倍に増加させ、第3四半期末での純利益は7億5500万ドルになりました。
本年初来9カ月間で現金生成指標に使用されるEBITDAR(利息・税金・減価償却費・償還費・リース料の償却前利益)は16%増の28億ドルに達し、EBITDARマージンは28%となりました。
今回の好調な業績についてターキッシュ エアラインズの取締役会および執行委員会会長であるM.イルケル・アイジュ(M. Ilker Ayci)は「既存インフラ基盤の強化と改善に特に注力した本年第3四半期の業績を発表できることを嬉しく思います。この重要な成果の達成に寄与して下さった乗客、従業員、取引先、出資者の皆様に感謝申し上げます。」と述べています。
アイジュはさらに、「特にここ数年、各地域や各分野で様々な状況に直面しながらも、粘り強く取り組んできたことが今回の着実な増益につながりました。大規模投資を実施し、目覚ましい成長を遂げて数多くの実績を収め、今日も世界の航空業界における一流企業としての地位を引き続き強化します。我が国トルコを背負う誇りと責任を持つ一企業として、新本拠地となるイスタンブール空港に移った後も現在の勢いはますます続くと確信しています。」と述べました。
ターキッシュ エアラインズはトルコ国内の49都市および国外の255都市に就航し、合計で122カ国 304都市(今年就航を開始したフリータウン、サマルカンド、クラスノダール、モロニの各ルートを含む)という広範囲に及ぶ航空網をもって、世界の一流航空会社としての地位を強固にしてきました。また、ターキッシュ エアラインズは世界で最新の航空機を保有し、今日現在小型機217機、大・中型機92機、貨物機20機の合計329機で運航しています。最新鋭で環境にも配慮した新世代の航空機に投資しつつ、2023年までに保有航空機475機の達成を目指しています。
本年初来9カ月間の運航実績に関しては、合計有償輸送率は3.2ポイント増の82%に達しました。同期間中の総乗客数、座席キロ(定員数)、有償旅客キロ(需要)は前年同期比でそれぞれ12%、6%、10.3%増加し、乗客数は約5800万人に上りました。国際航空運送協会(IATA)の年初来9カ月間のデータによると、世界の航空業界全体での定員数および需要はそれぞれ6%、7%増加しました。
運搬貨物量、新規就航都市数、貨物機導入数において世界でも最速の成長を遂げている貨物航空会社ターキッシュ カーゴは、ターキッシュ エアラインズと同等の上質なサービスを世界122カ国の顧客へ継続して提供し、世界の航空貨物市場でのシェア拡大を続けています。本年初来9カ月間で好調な業績を収め、前年同期比25%増の100万トンを超える貨物を輸送し、貨物収益は29%増の12億ドルに達しました。ターキッシュ カーゴは世界最大の航空貨物会社に挙げられることを目指し、運航していきます。
トルコ共和国建国95周年にあたる本年のイスタンブール空港の開港は、トルコの航空業界とターキッシュ エアラインズにとって最も重要な出来事となるでしょう。このイスタンブール空港の開港は航空業界全体に新たな弾みをつけ、ターキッシュ エアラインズの成長は加速すると予想されます。今回大規模な投資を行い、乗客の旅の体験を最大限に充実させることで、ターキッシュ エアラインズは世界の航空業界をリードする企業になるべく成長路線を歩み続けていきます。