ヤフー・ジャパン子会社で、ホテル旅館向けシステムを展開するダイナテック(東京都中央区、齋藤克也社長)は、ユーザー向けイベント「ダイナテックカンファレンス2018」を全国5カ所で開いた。5日仙台、8日福岡、13日大阪、15日札幌、22日東京で開催。ユーザーを中心に累計500人以上が参加した。
カンファレンスでは、齋藤社長が2017年1~12月の実績を報告。売上高が前年比21・8%増の15億700万円と好調ぶりをアピールした。主力商品である自社ホームページ予約システム「ダイレクトイン」の取り扱い流通額は、同11・5%増の1485億円となり、「ヤフー・トラベル上にダイレクトインの宿泊プランを直接掲載し、実際の予約は自社ホームページに遷移させて完結させる『ヤフー・トラベル連携プラン(D―RISE)』が、一昨年2月の開始以降、順調に伸びている」と話した。
同社提供サービスの契約施設数は、ダイレクトインが同17・9%増の3116軒、オープンプラットホームのホテルシステム「ダイナリューション」が同13・6%増の384施設、自作型ホームページ作成支援ツール「ホームページメーカー」が同18・2%増の577軒に増加した。
今後の展開については、メタサーチ(旅行比較サイト)との連携強化を発表。13日にはダイレクトインがトラベルコの「国内ホテル・宿泊予約」と直接連携した。齋藤社長は「その他の国内外メタサーチとも今後連携し、自社ホームページでの予約獲得を支援していく」と強調した。