チョイスホテルズジャパン(東京都中央区、村木雄哉社長)は16日、戦略発表会を帝国ホテル東京で開いた。今後「コンフォート」「スリープイン」「クオリティ」「クラリオン」の4ブランドを日本で展開する。チョイスホテルズインターナショナル(米国メリーランド州)のパトリック・ペイシャスCEOも来日し、出席した。
チョイスホテルズインターナショナルは、世界40カ国で7千軒以上のホテルを展開するフランチャイズチェーン。1989年に創業し、今年で80周年を迎えた。北米を中心に全11ブランドのホテルを展開している。
チョイスホテルズジャパンはホテル・レストラン経営のグリーンズ(三重県四日市市、村木雄哉社長)の100%子会社として2000年に設立。チョイスホテルズインターナショナルとマスターフランチャイズ契約を締結し、中間価格帯ホテルのコンフォートブランド(コンフォートイン、コンフォートホテル、コンフォートスイーツ)を35都道府県で62軒展開している。2020年秋ごろまでには、36都道府県・65軒まで拡大する計画だ。
戦略発表では、マスターフランチャイズ契約を2033年12月31日まで更新する契約書に両社が調印。コンフォートホテルの新ロゴも発表した。
ロイヤリティプログラムの統合計画も発表。チョイスホテルズジャパンの「チョイスゲストクラブ」を、4400万人の会員を誇るチョイスホテルズインターナショナルの「チョイスプリビレッジズ」に統合し、インバウンド誘客を強化するとした。
ペイシャスCEOは今回の契約更新について「日本には新規ホテル展開にとって理想的な条件が整っている。これまで培ってきたパートナーシップをさらに深め、日本におけるマーケットシェアを拡大していきたい」と意欲を示した。
契約書に調印した村木社長(左)とペイシャスCEO