日本旅行業協会(JATA)は4月3日、海外・国内旅行で最も優れた企画旅行(募集型・受注型)、訪日旅行で実施された企画提案の中から優れた作品を表彰する「ツアーグランプリ2023」の募集を開始。旅行業の企画力やマーケティング力の向上、「観光立国」の施策に寄与することを目的とするもので、今年で29回目。昨年度はコロナ禍の影響で中止しており、2年ぶりの再開となる。
大賞となる国土交通大臣賞は、国内・訪日旅行部門、海外旅行部門の全応募作品の中から1点を選ぶ。国内・訪日旅行部門は、観光庁長官賞、企画創造部門グランプリ(独創性、高い創造性のある商品、もしくは新たな分野、デスティネーションを切り開いた商品)、デジタル活用部門グランプリ(斬新なデジタル技術を活用した商品)、SDGs部門グランプリ(SDGsの目標を実体験できる商品、サステイナブルツーリズム、バリアフリーツアーなど)、審査員特別賞を設定する。
また、海外旅行部門は、観光庁長官賞、企画創造部門グランプリ、デジタル活用部門グランプリ、SDGs部門グランプリ、審査員特別賞を設けている。
応募作品は「斬新性」「事業性」「業界貢献度」の3項目を主に審査。応募受け付けは5月12日まで。7月中旬に発表と表彰式を行う。
21年は国土交通大臣にはJTBの「ヨーロッパから参加する現地発着周遊バスの旅『ランドクルーズJTB』」、観光庁長官賞(国内・訪日)にエイチ・アイ・エスの「手話対応添乗員と手話が出来る登山ガイドが同行する国内トレッキングツアー」が選ばれている。