梅雨の時期を迎える。カビの季節だ。浴場、客室、トイレ、厨房、食材倉庫などさまざまな場所がカビ発生のリスクにさらされる。
塩素系除菌剤はにおいがきつい。さらに悪いことには、一度カビを死滅させると耐性の強いカビ菌が新たに発生してしまう。これを死滅させるためにはさらに強力な塩素系除菌剤が必要になってくる。これではカビとのいたちごっこが続く。
テロソンコーポレーションの防カビ剤「カビ封じこれっきり」は、市販の塩素系除菌剤とは全く別の発想で開発した商品。外部の研究所に依頼した試験では「1回の処理で、その後6カ月以上はカビが生えない」という結果が出ている。
同社では粒子をナノサイズ(1ナノ=百万分の1ミリ)の微粒子まで小さくする独自のナノテクを使って、新開発の防カビ剤の微粒子化に成功。これをスプレーで塗布すると、ナノサイズの防カビ剤が素材表面の微細な凹凸の表面に極めて薄い膜をつくる。
カビを抑えるメカニズムも塩素系除菌剤とは違う。新開発の防カビ剤は、カビを完全には殺さずにカビ菌の一番外側の細胞膜だけを破壊する。カビはタンパク質やDNAなどの合成ができなくなり、繁殖しなくなる。成長できなくなったカビ菌が「ここに近づくとやられるぞ」という危険信号を周囲の同種菌に出すため、同種菌も近づかなくなるという仕組みだ。
カビ封じこれっきりの成分は、防かび剤と沈着成分、アルコール、水のみ。有害物質を含んでいないので、環境にも人体にも優しい。
浴室用、キッチン用、カーペット・畳用の3種類をそろえている。
この件についての問い合わせ先は、テロソンコーポレーション(TEL0120・229・309)
カビ封じこれっきり