経済産業省はこのほど、特定サービス産業動態統計調査の3月分確報を公表した。対個人サービス業の趣味・娯楽関連5業種の売上高は、遊園地・テーマパーク(TP)が前年同月比97.5%減の17億6600万円と大きく減少。TPを含め、全5業種で減少した。
TPは6カ月連続で減少。内訳を見ると、入場料金、施設利用料金収入が97.2%減少。入場者数は一般が94.3%、団体が96.9%それぞれ減少し、全体で94.4%減少した。
ゴルフ場は16.9%減の53億9500万円と、2カ月ぶりに減少。利用料金収入が15.3%、利用者数が10.1%それぞれ減少した。
ゴルフ練習場は5.4%減の24億4900万円と、4カ月ぶりに減少。利用者数が0.3%減少した。
ボウリング場は25.8%減の14億7400万円と、9カ月連続で減少。利用者数が25.6%減少した。
パチンコホールは19.6%減の2418億9900万円と、9カ月連続で減少した。
対個人サービス業の教養・生活関連5業種の売上高も全てが減少した。結婚式場業が45.2%減、フィットネスクラブが36.4%減と大きく減少した。
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経済産業省は、特定サービス産業動態統計調査の2019年度分確報も併せて公表した。
TPは前年度比11.0%減の6412億9400万円で、10年ぶりに減少。入場料金、施設利用料金収入が10.1%減少。入場者数は一般が10.6%、団体が8.7%それぞれ減少し、全体で10.5%減少した。
ボウリング場は5.9%減の165億7800万円と、2年連続で減少。利用者数が7.6%減少した。
パチンコホールは5.3%減の3兆3293億8200万円で、7年連続で減少。
ゴルフ場とゴルフ練習場は増加した。ゴルフ場は1.4%増の912億8100万円で、2年ぶりに増加。利用料金収入が2.8%、利用者数が2.4%それぞれ増加した。
ゴルフ練習場は2.0%増の293億4600万円と、5年ぶりに増加。利用者数が2.6%増加した。
対個人サービス業の教養・生活関連5業種の売上高は、結婚式場業と学習塾が増加。葬儀業、外国語会話教室、フィットネスクラブが減少した。