デルタ航空、2019年に関空・シアトル線の運航を再開


 デルタ航空は、2019年に関空・シアトル線の運航を再開する。

デルタ航空(NYSE:DAL)は、国際線ネットワーク拡大の一環として、2019年に関西国際空港(KIX)とシアトル国際空港(SEA)を結ぶ直行便の運航を再開します。

関空-シアトル便の使用機材は、ボーイングB767-300ER型機で、ビジネスクラス「デルタ・ワン」のフルフラットベッドシートが25席、足もとの広い「デルタ・コンフォートプラス」が29席、エコノミークラス「メインキャビン」が171席の計225席となります。全座席に機内エンターテイメント用画面と電源を装備し、機内Wi-Fiも利用できます。機内食は、ミシュラン二つ星を獲得した上野法男シェフによる和食を全ての客室で提供します。

フライトスケジュールなどの詳細は、後日発表する予定です。デルタ航空は現在、関空-ホノルル便を毎日運航しており、来年のシアトル便の追加により、関空発着路線は2本目となります。また、日本からシアトルへの直行便は、成田に加え2本目となります。

デルタ航空日本支社長の森本大(もりもと・まさる)は、「大阪は日本で2番目に大きな都市であり、ビジネスの中心地でもあります。既存の成田-シアトル線に加え、関空線を追加することにより、西日本のお客様にもシアトルへの直行便、およびシアトル経由で全米を網羅する広範なデルタ航空のネットワークをご利用いただけるようになります。」と述べています。

デルタ航空のシアトル担当ディレクターのトニー・ゴンチャー(Tony Gonchar)は、「デルタ航空は、シアトルで最大の運航規模を誇り、アジアの主要な都市にも乗り入れています。日本へのアクセスは、シアトル在住のお客様だけでなく、ワシントン州の外側も含めた産業界にとって重要です。大阪はアジアの主要都市のひとつであり、シアトルの就航先に加えることができて嬉しく思います。」と述べています。

シアトルは、デルタ航空のハブとしての成長を続けています。2018年夏期には、国内線3路線の新規就航、既存路線における機材大型化と便数の増加により、ピーク日の座席数は10%増となりました。2018年7月のピーク日の出発便は54都市行き174便となり、昨年夏期よりも11便増え、2014年夏期と比べると96便増えています。

関空-シアトル線は、大韓航空との太平洋路線における共同事業(ジョイントベンチャー)に含まれ、両社便とのスケジュールの最適化、よりシームレスな顧客エクスペリエンスの提供、マイレージプログラム特典の改善などの対象路線となります。

アジア太平洋地区担当副社長のマテオ・クルチオ(Matteo Curcio)は、「関空ーシアトル線の就航は、アジアと米国間の路線を利用するお客様の選択肢を増やすことになり、デルタ航空と大韓航空が業界一のジョイントベンチャーを構築するための画期的な一歩となります。」と述べています。

また、デルタ航空は、シアトル-香港間の直行便を運休することを決定しました。香港発便の最終運航日は、2018年10月4日です。それ以降のシアトル-香港間のアクセスは、ソウル(ICN)経由の大韓航空との共同運航便で提供します。

 

 
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