公益財団法人日本交通公社は8月14日、「新型コロナウイルス感染症流行下の日本人旅行者の動向」についての第5弾の調査結果を発表した。新型コロナウイルスの流行が収束したら旅行先で最も行いたい活動を聞いたところ、トップは「温泉」16.4%だった。2番目が「自然や景勝地の訪問」13.1%で、この二つが1割を超えた。
3位が「テーマパーク・レジャーランド」8.9%。以下、「現地グルメ・名物料理」8.6%、「歴史・文化的な名所の訪問」8.0%の順となった。
新型コロナ収束後に行いたい活動別に訪れたい場所を尋ねると、温泉では(1)大分県(2)群馬県(3)静岡県がトップ3。同様に、自然や景勝地の訪問では(1)北海道(2)沖縄県(3)静岡県、テーマパーク・レジャーランドは(1)千葉県(2)大阪府(3)東京都、現地グルメ・名物料理は(1)北海道(2)福岡県、台湾(同率)、歴史・文化的な名所の訪問は(1)京都府(2)広島県、三重県(同率)と、各活動で代表的な観光地を有する都道府県が選ばれた。
新型コロナによる影響を受けている観光地を支援したいと思うかについても質問。「支援したいと思う」62.2%、「支援したいと思わない」35.7%と、6割以上が支援に前向きだった。性年代別で見ると、「支援したいと思う」の割合は男性で57.9%、女性で66.6%となり、支援意向は女性の方が高い。また、支援意向が最も低かったのは20代男性45.1%で、20代女性69.2%と比べると20%以上の差があった。
調査は全国18~79歳の男女1472人を対象に5月20日~6月5日に実施した。